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わたしを離さないで9話の感想~恵美子先生の衝撃的な秘密~NO1 [ドラマ]

3月11日放送の「わたしを離さないで」第9話。

勘のいい方はすでに薄々わかっていたであろう

恵美子先生の秘密。

私はまったく違った予想をしていたので

9話を見た感想としては「すごくびっくり!」した回でした。




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◆ 猶予は存在しなかった・・・

第9回の放送では猶予の真相が明らかになりました。

きっと皆心の片隅では「噂」であることを分かっていたはず。

それでもわずかな光を求めて“夢”を求めたのだと思います。

何とか恵美子先生を探し出した二人に突き付けられた

『猶予は存在しない』

という真実。

友の「夢は叶う事が大切なんじゃなくて見ることが大切なんだ」

と言ったあの言葉。

本当にそうだと思う。

そうだと思うけど、叶わなかったときにはやっぱり苦しい思いをする。

でもそれもひっくるめて「生」だと。

生きてるからこそ、夢を追う楽しみがある。

それがたとえ叶わずとも、『何も無い』よりいい。

当然持っているはずの生きる自由を奪われた彼らには

何かに挑戦することも、未来に心馳せるのも当たり前のことではない。

この物語の作者が一番訴えたかったこと。

❝人生は短い。生を全うする生き方とは❞という

大きなテーマを分かりやすくクローンという特殊な設定で表したんだと思う。


◆ 恵美子先生の秘密

私が今回とてもビックリしたのが、

実は恵美子先生も恭子たちと同じクローンだった!

という事実。

あの燃やしてしまった赤ちゃんを抱いた白黒の写真。

あれは、恵美子先生ではなく彼女の母親。

母親というか、クローン・・・。

「同じ年の母とわたくしの写真を並べればかなりぎょっとする」

と表現するほど見た目は完ぺきに同一人物。

恵美子先生の父親は科学者で

ヒトのクローン技術を研究。

その成功例として恵美子先生が誕生しました。

新聞の一面で

❝ヒトのクローン誕生。生命科学新時代の到来。臓器移植への応用実現も視野❞

と報道され世間の期待を背負いました。

自らがクローンであると気づいたのは月経が来なかった為

病院へ行こうとして父親から真実を告げらたのがきっかけ。

「あの提供者たちと自分が同じだなんてゾッとした!!」

といったこの恵美子先生の一言に

提供者たちは世間の人からは

「完全に体のパーツを提供する単なる道具」

としか認識されていないんだと、

蔑まれているんだという事が良く分かります。

「酷いでしょ。私も父も」

と言った恵美子先生の顔が

自らをも自身をさげすみ非難しているかのようで・・・




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◆ 恵美子先生が陽光を作った理由


ただ、恵美子先生もそれはそれで

恭子たちとは別の苦悩があったのは想像できます。

悩みに悩み、行きついた答えが“教育”でした。

父親の遺産で陽光を作り

最終的な目標としたのはすべてのクローンに

陽光並みの教育を与え

さらに優秀なクローンは介護人として

提供に回されることなく生き延びることも出来る。

その為には陽光の教育の成果を示す必要がありました。

卒業生たちは極めて優秀な提供者であり

介護人であってもらう事

在校生たちにもその教育の成果を示してもらうことが必要。

あなた達に絵を描かせた事はその一環です。

この子たちも普通に教育を与えれば

普通の子供と同じように育つ

絵はその証明であり、あなた方にも魂があると

世間に知らせるための物でした。

その趣旨に賛同してくださる人達はそれなりに居て

マダムはその懸け橋になってくれたんです

政界、財界の人達に絵を寄贈してくれたりね。

龍子先生の「深く守ろうとした」というのは

陽光のそういう長いスパンの目論見のことを

言っているのだと思います。


と、これが恵美子先生が陽光を作った目的だったのです。

~恵美子先生の衝撃的な秘密~NO2へ続く・・・

次週はいよいよ第10話・最終回となります。

恭子は最後に光を見ることは出来るのでしょうか?

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