わたしを離さないで9話の感想～恵美子先生の衝撃的な秘密～NO2 [ドラマ]
恭子は第9話で
「魂があると、おっしゃいましたよね？
絵はその証明だと。
外の人たちは
私たちには魂なんかないと思っているという事ですか！？」
と恵美子先生に食らいつきます。
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◆ 恵美子先生の深く長い苦しみ
クローンも人間。
恵美子先生はある年ごろまで自分は普通の人間と思い育ってきた人。
両親から愛情を受け、実際の父と母と思ってきた人たちの元で
ごく普通の子供と同じように育てられた人。
それがある日突然「クローン」だったと知るのです。
その衝撃とは一体どれほどのものだったのか。
当然最初はそんな事実を受け入られるはずもなく
抵抗し、拒絶したはず。
でも、次第にそんなクローンである自分も
普通の人間と同じように心がある。
葛藤の末クローンも人間も同じという事に行き着いたんだと思います。
笑ったり、怒ったり、嫌な気分になったり、幸せに感じたり・・・・
なら、クローンの自分が出来ることはなんだろうと考え
子供たちにベストな環境を与える為陽光学苑を作ります。
先生もまたひどく孤独で過酷な運命を背負った人。
しかも、それが長く生きてる分何十年と続いてきた苦悩です。
恵美子先生に食らいついた恭子の気持ちは
先生自身が痛いほど感じていること。
そのうえで
堰を切ったように長年の胸に閉まった想いを吐露し
何度も“間違っていましたか？”と問う恵美子先生。
恭子たちは何も返す言葉もなく沈黙します。
恵美子先生が部屋を去るとき
「会えて嬉しかったです」
と細々と力なく言った言葉
おそらくこれが恵美子先生との最後の時間。
先生が猶予もないのに
会いたいと手紙で連絡してきた恭子たちに
会おうとしたのは
本当に心から再会したかったからだと思います。
涙の告白と共に、
先生の心も少しは軽くなったのでは。
秘密は明かすことでその重みから解放されるのです。
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◆ マダムの想い
「恵美子先生の虚しさも少し分かってあげて」
3人になった部屋の中で恭子たちに言ったマダム。
過去に音楽室で踊る恭子と友彦を見て涙を流した訳を
「あれは私が哀れだったからですか？」
と訪ねる恭子。
「どうか、あなたが今抱きしめているものを
手に入れている温かいものを手放さないで。
多分そんな感じだったんじゃないかしら？」
と当時を思い出すように話すマダム。
余談ですが、マダムは全然年を取っていませんでしたね。
◆ 友彦の絶望
帰りの車中、友彦は
結局言い訳を聞かされただけだったと
それでも、この広い世界でたった一人の人を探し出すという
探偵ごっこは楽しかったと
あくまでいい側面を見ようとします。
恭子と一緒に暮らせてるし、楽しかったし
今のこの時間が猶予みたいなもんだから
とまるで自分に言い聞かせるように
つぶやくように言います。
恭子も
夢は持ってることに意味があるという意味が
今回の恵美子先生を探し出すことでわかった気がするといいます。
でも、やっぱり夢を持った以上
誰でも叶ってほしい、上手くいってほしい。
それが手に入らないと分かったときに
こんなに物分かりよくあっさり切り替えられる人間はいません。
しかも、それが命と関わることとなれば尚更です。
常に前向きで
無理に無理を重ね笑ってきた友彦は
その分たくさん傷ついてきた人。
感情の器が一杯になり、最後の一滴が注がれた瞬間
洪水の様に悲しみや絶望が溢れだします。
「俺、もう、無理だよ、恭子・・・もう・・・」
そんな友彦にかける言葉もなく
ただ、体をしっかりと受け止める様に抱きしめる恭子。
どうか、誰か、光を・・・
そしてついに恐れていた友彦の第3回提供通知が来ます。
美和同様、友彦も終わってしまうのでしょうか？
次週第10回の最終回ではふたたび龍子先生が登場します。
最後まで見逃せません！
～恵美子先生の衝撃的な秘密～NO1はコチラ
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「魂があると、おっしゃいましたよね？
絵はその証明だと。
外の人たちは
私たちには魂なんかないと思っているという事ですか！？」
と恵美子先生に食らいつきます。
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◆ 恵美子先生の深く長い苦しみ
クローンも人間。
恵美子先生はある年ごろまで自分は普通の人間と思い育ってきた人。
両親から愛情を受け、実際の父と母と思ってきた人たちの元で
ごく普通の子供と同じように育てられた人。
それがある日突然「クローン」だったと知るのです。
その衝撃とは一体どれほどのものだったのか。
当然最初はそんな事実を受け入られるはずもなく
抵抗し、拒絶したはず。
でも、次第にそんなクローンである自分も
普通の人間と同じように心がある。
葛藤の末クローンも人間も同じという事に行き着いたんだと思います。
笑ったり、怒ったり、嫌な気分になったり、幸せに感じたり・・・・
なら、クローンの自分が出来ることはなんだろうと考え
子供たちにベストな環境を与える為陽光学苑を作ります。
先生もまたひどく孤独で過酷な運命を背負った人。
しかも、それが長く生きてる分何十年と続いてきた苦悩です。
恵美子先生に食らいついた恭子の気持ちは
先生自身が痛いほど感じていること。
そのうえで
❝保科さん。
人間というのはあるはずの物が無い世界には
戻れない生き物なんですよ
クローンの存在で病魔の苦しみから解放された。
そんな役に立つものを誰が手放しますか！
誰も治らない世界なんかに戻りたくなんかないんです。
だったらどうしますか？
簡単です。
認めなければいいんです。
あくまで同じ人間だと認めなければいいんです。
だから、みんなあなた達には心が無いと思い込もうとするんです。
「違う」と声高に言っても無理です。
潰されるだけです。
だから、私は地を這う虫の様に少しずつ、少しずつ
時代を変えていこうと思ったんです。
私は間違っていましたか？
あなたたちに、せめて許された中で
最大限許された人生をと思ったんです。
私は間違っていましたか？
せめて一抹の誇りを持って
人生を全うする方法はないか？
だから、使命と言いました、天使と言いました。
他にやり方がありましたか？
教えて下さい。
私は間違っていましたか？❞
人間というのはあるはずの物が無い世界には
戻れない生き物なんですよ
クローンの存在で病魔の苦しみから解放された。
そんな役に立つものを誰が手放しますか！
誰も治らない世界なんかに戻りたくなんかないんです。
だったらどうしますか？
簡単です。
認めなければいいんです。
あくまで同じ人間だと認めなければいいんです。
だから、みんなあなた達には心が無いと思い込もうとするんです。
「違う」と声高に言っても無理です。
潰されるだけです。
だから、私は地を這う虫の様に少しずつ、少しずつ
時代を変えていこうと思ったんです。
私は間違っていましたか？
あなたたちに、せめて許された中で
最大限許された人生をと思ったんです。
私は間違っていましたか？
せめて一抹の誇りを持って
人生を全うする方法はないか？
だから、使命と言いました、天使と言いました。
他にやり方がありましたか？
教えて下さい。
私は間違っていましたか？❞
堰を切ったように長年の胸に閉まった想いを吐露し
何度も“間違っていましたか？”と問う恵美子先生。
恭子たちは何も返す言葉もなく沈黙します。
恵美子先生が部屋を去るとき
「会えて嬉しかったです」
と細々と力なく言った言葉
おそらくこれが恵美子先生との最後の時間。
先生が猶予もないのに
会いたいと手紙で連絡してきた恭子たちに
会おうとしたのは
本当に心から再会したかったからだと思います。
涙の告白と共に、
先生の心も少しは軽くなったのでは。
秘密は明かすことでその重みから解放されるのです。
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◆ マダムの想い
「恵美子先生の虚しさも少し分かってあげて」
3人になった部屋の中で恭子たちに言ったマダム。
過去に音楽室で踊る恭子と友彦を見て涙を流した訳を
「あれは私が哀れだったからですか？」
と訪ねる恭子。
「どうか、あなたが今抱きしめているものを
手に入れている温かいものを手放さないで。
多分そんな感じだったんじゃないかしら？」
と当時を思い出すように話すマダム。
余談ですが、マダムは全然年を取っていませんでしたね。
◆ 友彦の絶望
帰りの車中、友彦は
結局言い訳を聞かされただけだったと
それでも、この広い世界でたった一人の人を探し出すという
探偵ごっこは楽しかったと
あくまでいい側面を見ようとします。
恭子と一緒に暮らせてるし、楽しかったし
今のこの時間が猶予みたいなもんだから
とまるで自分に言い聞かせるように
つぶやくように言います。
恭子も
夢は持ってることに意味があるという意味が
今回の恵美子先生を探し出すことでわかった気がするといいます。
でも、やっぱり夢を持った以上
誰でも叶ってほしい、上手くいってほしい。
それが手に入らないと分かったときに
こんなに物分かりよくあっさり切り替えられる人間はいません。
しかも、それが命と関わることとなれば尚更です。
常に前向きで
無理に無理を重ね笑ってきた友彦は
その分たくさん傷ついてきた人。
感情の器が一杯になり、最後の一滴が注がれた瞬間
洪水の様に悲しみや絶望が溢れだします。
「俺、もう、無理だよ、恭子・・・もう・・・」
そんな友彦にかける言葉もなく
ただ、体をしっかりと受け止める様に抱きしめる恭子。
どうか、誰か、光を・・・
そしてついに恐れていた友彦の第3回提供通知が来ます。
美和同様、友彦も終わってしまうのでしょうか？
次週第10回の最終回ではふたたび龍子先生が登場します。
最後まで見逃せません！
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2016-03-14 14:06
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