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「わたしを離さないで」まなみの壮絶な最期!6話が心に突き刺さる NO2 [ドラマ]

2月19日の「わたしを離さないで」、まなみが最期を迎えた第6話。

内容が濃すぎて1回では書ききれず、2回に分けてまとめてみました。

それだけ、ストーリーも俳優陣の演技も濃いものでした。


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◆ 恭子が心を閉ざした出来事

いつも部屋に突然入ってくる美和。

そして、そんなこと百も承知なのにかなり無防備な恭子。

見られてはいけないのぞみが崎で見つけたCDも

結局美和に見つかってしまいます。

恭子ちゃん!もっと警戒心を持って!!

さらに驚いたことに、友彦が一生懸命描いている絵の手帳を

「ちょっと~、見て、これ!」

と持ってきちゃったのです!

おまけに、友彦の宝箱もゴソゴソあさり龍子先生の手紙を見つけ出す美和。

友彦君。恭子ちゃん同様もっと美和を警戒してね。


◆ まなみの心の叫びがこころに突き刺さる

まなみ達の運動は先の事件が発端となり

仲間全員捕らえられてしまいます。

なんとかまなみ一人逃げ出せたものの、行くところなどありません。

そんな時、ふと街頭演説する場へ出くわします。

なにか、覚悟を決めたまなみ。

自ら手首をざっくり深く切り、血をしたたらせて

ナイフを片手に演説者へ近づきます。

このシーン。

鬼気迫るまなみの表情が、瞬きを忘れるほどの迫力で

正直ほかのシーンが色あせて見えてしまうほど。

「それ、かして」

と、演説者の持っているマイクを要求します。

「もうすぐ死ぬから貸して!」

驚いた演説者は言われるままマイクを差し出します。

「ご通行中の皆さま突然失礼します」

と礼儀正しく話し出すまなみ。

「私は候補者ではありません。わたしは提供者です!」

「でもどうか私の話を聞いてください!」

「私はある施設で育ちました。

その頃は提供者だという事は知らず、皆さんと同じく遊んだり、喧嘩したり・・・

ところがある日、自分の命は誰かの為にある、目も耳も、流れる血も脈打つ心臓も

これは誰かを救うためにあるのだと、捧げるのが使命なのだと

だから、お前たちは天使なのだと教えられました。

私の望みはごく普通のことです。

例えば自由に歩き回ってみたい、例えば仕事というものをしてみたい

理想の将来について語り合いたい

子供を持ちたい、好きな人と生きていきたい!

でも許されないんです。

そんな些細な事が、なぜですか?

簡単です。

それは私たちは家畜だからです。」

「おいやめろ!」と向うから警察官が走ってきます。

必死に自分の思いの丈を話すまなみ

「私だって、牛や豚が何を考えてるかなんて考えません!

気にもしません。

でももしそれでも私たちのような存在を作り続けなければならないのなら、

どうか、どうか!

何も考えないように作ってください!

自分の命を自分の物ではないかなどと思いもしないように!」

ここまで言って、何かを吹っ切ったかのように優しい笑みを浮かべたまなみ。

そしてやり切ったという表情で右手に持ったナイフを自分の首元へ持っていきます・・・・

身体だけが、体のパーツだけが必要とされる提供者たち

なぜ心が伴うのか・・・。


◆ 微妙な3角関係に終止符

友彦に後で話がしたいと言われた恭子。

その場所へ行ってみると、なぜか美和が・・・

「どうしたの?」と聞く恭子

「恭子、だれかれ構わず、男に手を出してるなんて、なんかの間違いだよなそんなの

恭子に限って・・・」という友彦

ここの3人の緊迫した緊張感と空気感がこちらにまで伝わってきて

息をするのを忘れた。

目だけで演技をする綾瀬はるかがすごかった。

美和と友彦を交互に見る恭子。

責めるように見る恭子の眼差しに耐えられなくなった美和が突然泣き叫びながら

「仕方がないじゃない!友が恭子と猶予が欲しいっていうんだから

あたしを振るのはいいわよ。気持ちが変わるのは仕方がないって。

でも猶予を願うなら、話は違うじゃない!

あたしだって、嘘だって思ったわよ!

何回も何回も、冗談ですよねってあぐりさんに聞いたわよ

でも、名前まで出てきて、そんな人が本当に愛し合うとか、絶対に通らないじゃない!

友があんなに苦手だった絵まで描いて努力が無駄になるなんて可哀そうだなって、

そんなの見てられないじゃない!

仕方なかったの!わかって・・・」

もう美和が言う言葉は全部ウソに聞こえるのですが

この時の水川さんの演技も素晴らしかった。

「あの子にずっと支配されるつもり?」

この時ふと過去にまなみから言われた言葉を思い出す恭子。

今までのすべてを悟ったかのような、目が覚めたと言わんばかりの恭子。

絞り出すように

「もう、いい。 もういいよ。私は私で行くから」と言ってその場を去る恭子。

そんな絶望的ななか、まなみの死を知らされます。

もう駄目だと思った後に、さらなる留目の一撃をくらった恭子。

放心状態で部屋に戻ったものの

余りの深い深い悲しみに声を絞り出して泣き崩れます。

❝求められるのは体だけなのにどうして気持ちなんてものがあるんだろう

もういらない、私はもう心なんていらない

もう誰も好きにも嫌いにもならない

笑いも、怒りもしない

何も感じない。

私は天使になるのだ❞


すべてがいい方へ向きだしてるんじゃないか?と思っていただけに

この同時に起こった二つの出来事で恭子の心が閉ざされてしまいます。

そして、恭子はコテージを去ります。


◆ 時間軸が現代へ

それからどれくらい時が流れたのか

まなみが亡くなった場所で珠ちゃんと再会した恭子。

「幸せだったかどうかわからないけどまなみだけだったよね

自分の命を自分の為だけに使ったの」

と2人でまなみを思い出しタバコや花を捧げます。

珠ちゃんに「恭子は友の介護人をやる気はない?」と尋ねられ

返答に困る恭子。

次週第8話へ続くかのように

長い長い廊下を一人歩く恭子。

ふと口元に笑みを浮かべます。

病室にそれぞれいる友彦も、美和も、

なぜか3人同じように優し表情で笑みをたたえているのです。

この笑顔が何を意味しているのか、

そしてまだまだ謎の多いこのドラマ。

次週最終章も目が離せません!

第6話 NO1はコチラ





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